横浜でもとりわけおしゃれなエリアとして、話題になることが多い横浜元町。ファッションやジュエリー、グルメの発信地として知られますが、今回はその元町から逸品をひとつ。ご紹介するのは馬車道のフレンチレストラン霧笛楼(むてきろう)の横浜煉瓦(よこはまれんが)です。こちらは、横浜にお住まいだったり、横浜がお好きなら、お店に行ったことがある、という方もいらっしゃるでしょう。瀟洒な佇まいは元町でも際立つ存在で、私が一番長くお仕えしたエグゼクティブが、気に入っておられた名店です。エグゼクティブとは当社の激動期をご一緒したこともあって、本当に縁深く、退任された後もよくこちらで食事しました。美味しいフレンチやワインをゆっくりといただきながら、第一線を退かれてからの毎日のこと、趣味のこと、そして、互いの近況などを報告しあったものです。 

思い出の店の思い出の味「横濱煉瓦」

何度かお邪魔するうちに、お土産にいただいたのが横濱煉瓦でした。生チョコレートのような食感ですが、ベースは焼き立てのチョコレートケーキで、くるみソースがしっかり染み込ませてあります。甘さはひかえめで、濃厚で、とても大人なお味。

思い出の店の思い出の味「横濱煉瓦」

すっかり気に入ってしまいました。コーヒーやエスプレッソとよく合いますが、洋酒好きの私はコレクションしているウイスキーやブランデーと合わせます。嬉しいことがあったとき、もっと頑張らなくては、と思うときこそ、香りのいい一杯をお供にゆっくり楽しみます。残念ながら、もうエグゼクティブにお会いすることはできませんが、横濱煉瓦をいただく度、お仕えした日々や食事をした日のことが思い出されます。

本当は洋酒好きにぴったりの逸品、とおすすめしたいところですが、ここは“思い出の店の思い出の逸品”として締めくくります。