お菓子には、それぞれ意味のある物が沢山あります。

京都の裏と表の風情を表現したお菓子「京松風」

京都の観光地は活気もあり、お寺やいろいろな文化を体験できて、大変華やかですよね。綺麗な着物を着た舞妓さんもいれば、老舗おかし屋さんも多くあります。しかし一本路地裏に入れば、そこは非常に静かで落ち着いた空間が広がっています。時として寂しさなんかも感じるほどだといいます。

 

京都の街にはそういったものも風情の一つと捉えられているため、こういったいわれがあります。

 

『京都裏さびし』

 

実は「京松風」は、この京都の裏と表を表現したお菓子とも言われています。小麦粉に砂糖を入れて、焼いた干菓子の表面に砂糖水をぬり、表面にはケシ粒や胡麻、抹茶などが散らしつけられていて、とても綺麗です。それに比べると、裏面は、本当にシンプルです。こげ目がなく綺麗な黄金色をしていて、「うら寂し」を表現しているようです。

 

あえて裏面の画像は載っけていません。手にとった時の感動がなくなってしまうと思ったからです。今は都内でも買えるところもありますし、是非『京都裏さびしとはこういうことか』と感じていただければと思います。

 

もちろんおいしいお菓子ですが、京松風はそれ以上に風情や日本のお菓子文化の心意気のようなところを感じ取れるお菓子ではないでしょうか。こういった文化が、今インバウンドでも支持されています!芸術的な要素が多い日本お菓子の、象徴的存在ではないかと私は思います。